エアコン内部にゴキブリが侵入する理由
エアコン内部がなぜゴキブリにとって魅力的な場所であるのか、その理由について詳しく解説します。ゴキブリがエアコン内部に侵入する背後にある主要な要素は、ゴキブリが好む環境とエアコンの構造にあります。
ゴキブリが好む環境
ゴキブリは暗くて湿度が高く、暖かい場所を好む生き物です。これらの条件はエアコン内部で満たされているんです。また、ゴキブリは狭いスペースを好む性質もあります。そのため、エアコン内部の隙間や隠れる場所はゴキブリにとって理想的な生息環境となるんです。
エアコンの構造
エアコンは通常、室内機で発生した水滴を排出するため、屋外へとドレンホースが伸びています。このドレンホースからゴキブリがエアコン内部に侵入してくるんです。また、エアコン内部は暗くて湿度も高いため、ゴキブリにとっては最適な隠れ家と言えるんです。さらに、内部にはホコリやカビといった食べ物もあるため、そのまま居着いてしまうケースが多いんです。
こういった事態を防ぐためにには、エアコンを定期的に清掃し適切な駆除方法を用いる事で、エアコン内部にゴキブリが侵入するリスクを最小限に抑える必要があるんです。
エアコン内部にゴキブリがいるかの確認方法
エアコン内部にゴキブリがいるかどうかを判断するための兆候について解説します。いくつかのサインに注意を払う事で、エアコン内部にゴキブリがいる可能性を早期に発見する事が可能です。
異臭
ゴキブリが死んだり、大量に生息している場合、エアコンから独特の異臭が発生する事があります。この臭いは甘くて鼻を突くような臭いで、頻繁に感じたらエアコン内部にゴキブリがいる可能性が高いと言えます。
エアコンの不調や異音
ゴキブリがエアコン内部の配線や電子部品を損傷される事があります。その結果、エアコンが適切に作動しないといった不具合が起こります。また、運転時に奇妙な異音がする場合も、内部にゴキブリがいる可能性があります。
ゴキブリの痕跡
ゴキブリの糞や卵、抜け殻などの痕跡を見つけた場合、コレは明らかなサインとなります。ゴキブリの糞は小さな黒い点や筋、卵は卵鞘と呼ばれる小豆のような形をしています。これらがエアコン周辺に散らばっている場合、エアコン内部侵入している可能性が高いと言えます。
以上のようなサインを見つけた場合、早急に対処する必要があります。
エアコン内部のゴキブリを追い出す方法
エアコン内部にゴキブリが侵入した場合、まずはゴキブリを追い出さなければなりません。そのための具体的な方法について解説します。
自力で追い出す方法
ゴキブリ駆除専用の殺虫剤を使うのが最も効果的。しかし、よくあるスプレータイプをエアコンに噴射するのは避けましょう。なぜならエアコン内部には電子機器が多く、薬剤が付着する事で故障や火災といった原因になる可能性があるからです。このため1番良いのは燻煙材タイプ。薬剤を含んだ煙や霧の力で狭い隙間にも入り込む事ができ、エアコン内部に潜んだゴキブリ達にも有効なんです。
専門の害虫駆除業者に依頼
殺虫成分を吸い込んだゴキブリは、逃げようとしてエアコンから飛び出して息絶える事になります。当然、その処理もしなければなりません。女性の方にとっては見るのも嫌って人も多いでしょう。このため、害虫駆除の専門業者に依頼するのがベスト。専門的な知識と技術で確実に仕留め、その処理まで全て行なってくれますよ。
ゴキブリをエアコン内部に侵入させない予防方法
最も大切な事は、エアコン内部にゴキブリを侵入させない事。そのための予防方法について解説します。
エアコンの定期的な清掃とメンテナンス
ゴキブリはホコリやカビが溜まった場所を好むため、エアコンを定期的に掃除する事で侵入を防ぐ事ができます。ホコリが溜まりやすいフィルター部分は自分でできるため、できれば2週間に1回程度は掃除しておきましょう。また、年に1回ぐらいは内部のクリーニングをおすすめします。しかし素人が行う事は難しく、故障の原因にもなりやすいので注意が必要。このため、専門のクリーニング業者へ依頼する事が確実と言えます。費用は、だいたい1台あたり8000〜15000円ぐらいかかりますが、ゴキブリ以外のトラブルも防げるため定期的に行う事をおすすめします。
ドレンホースと侵入経路の封鎖
外部からの侵入ルートとなるとドレンホースは、直径が10mm程度の細いホースです。しかし、体の小さなチャバネゴキブリなら侵入する事は可能なんですよね。このため、ドレンホースの先端を塞いでおく事で予防ができます。塞ぐといっても密閉してしまうと内部の水が逆流し、水漏れなどのトラブルが起こってしまうため危険。このため、先端に防虫キャップを取り付ける事で、ホースの役割を果たしつつゴキブリの侵入を防ぐ事ができます。
エアコンの隙間の確認と修正
外部からの侵入ではなく、家の他の場所で繁殖し移動してきたケースも考えられるでしょう。稼働中に吹き出し口から侵入するケースは考えにくいため、エアコン本体の裏側などに隙間がないかをチェックしてみてください。おそらくゴキブリはエアコンが動いていない間に、隙間から内部に侵入していると考えられます。このため、必要であれば設置しなおしたり隙間を埋めてしまうといった対策が有効と言えます。
コメント