あなたがバルサンを使う時、その効果は本当に最大限に引き出せていますか?「バルサンは効果がない」と感じるのは使用方法が正しくない可能性が高いんです。そこで今回はバルサンの効果を最大限に発揮する正しい使い方について解説していきたいと思います。
バルサンについて
バルサンとは、その名前で広く知られている家庭用殺虫剤の一つ。主に室内の害虫駆除に使用され、その対象は、ハエ、ゴキブリ、ダニ、ノミ。製品の形状は一般的には小さな缶で、その中に固形の薬剤が詰まっています。
バルサンの仕組み
バルサンの仕組みは単純です。缶を開けて火をつけると中の薬剤が燃焼し、殺虫成分を含んだ煙が放出されます。この煙が部屋中に広がり、隅々まで効果を発揮する事で害虫をら逃しません。
バルサンには煙、霧、水といった様々なタイプが存在し、環境に合わせて使用する事が可能。一般的なのは煙タイプと比べて、霧タイプはマンションなどで使いやすいなどのメリットがあるんです。しかし、薬剤が見えにくいので、効果がないと勘違いする方も多いようですね。
基本的な使い方
バルサンの基本的な使い方は非常に簡単ですが、注意点も多くあります。まず、最初にバルサンを使用する部屋の準備を行いましょう。バルサンは煙を使って害虫を駆除するため、部屋のドアや窓をしっかりと閉め切る必要があります。これは煙が外に逃げてしまわないようにするためです。さらに、バルサンの煙は家具や布製品に残る可能性があるので、可能であれば大切な物は部屋の外へ出しておく事をお勧めします。
準備ができたらバルサンを設置。缶の蓋を開けて、中に入っている固形の薬剤に火をつけます。火がついたらすぐに部屋から出てドアを閉めましょう。なぜなら、煙を吸い込んでしまうと健康に影響を及ぼす可能性があるからです。この作業は迅速に行う事。
バルサンが燃焼して煙を放出する時間は製品によりますが、一般的には約20分程度です。この間、部屋は完全に封鎖されていないとなりません。煙が逃げる隙間があると、効果が十分に発揮されない可能性かあるからです。
煙が十分に放出された後、部屋を約3時間程度放置します。これは煙を部屋全体に浸透させ、害虫を効果的に駆除する時間なんです。この間も部屋に入らず、ドアや窓を開けてはいけません。
煙をしっかり浸透させたら、換気のためドアと窓を開放します。換気は30分程度が目安ですが、部屋が広い、窓の数が少ない、といった場合は長めに換気する事をおすすめします。
十分な換気を終えたら、部屋に入って最終的な掃除を行います。
何時間放置するのか
バルサンの使用において放置時間は非常に重要な要素です。この時間はバルサンが効果を最大限に発揮するために必要な時間で、通常は約3時間程度が推奨されています。
火をつけて燃焼を開始したバルサンは、一般的に約20分間で化学成分を煙として放出します。この煙が部屋中に広がり、あらゆる隙間や裏側まで到達して害虫を駆除する訳です。しかし害虫駆除の効果を最大化するためには、この煙を部屋に留めておく時間が必要になるんです。この時間かおよそ3時間が目安となります。ドアや窓を閉め切っておくのは勿論、換気扇などもスイッチを切り、煙が屋外へ逃げるのを防ぐようにしておきましょう。
火災報知器への対応
火災報知器には権利に反応すタイプと、熱に反応するタイプが存在します。バルサンは殺虫成分を煙として放出するため、火災報知器が反応してしまう事があります。特に煙感知式の火災報知器は、バルサンの煙を火災の煙と誤認してしまう可能性が高いんです。これらを防ぐ対策法は?
最も簡単な対策は、バルサンを使用する前に火災報知器の電源を切る事です。ただし、この方法は火災報知器本体の電源が切れるタイプのみに限られます。また、バルサンの使用が終わったら必ず電源を入れ直す事を忘れないでください。
電源が切れないタイプの場合、一時的に火災報知器をカバーで覆う事でも対策が可能。市販されている専用カバーを被せ、テープで固定する事で煙に反応しないようにできます。この場合も、換気が終わったらカバーを外す事を忘れてはいけません。
最後に煙ではなく霧タイプのバルサンを使用する方法もあります。これなら煙感知式の火災報知器には反応する事はありません。しかし、微粒子を感知するガス警報器が取り付けられていると反応する事があるんです。この場合、火災報知器と同じように電源を切るか、カバーをつける必要があります。
以上のような方法で、バルサンの使用時に火災報知器の誤作動を防ぐ事ができます。自分の家庭に設置された火災報知器やガス警報器に合わせて、最適な対策を選んで見てください。
本体の捨て方
バルサン使用後の適切な捨て方は、環境と安全の観点から非常に重要と言えます。まず、バルサンの缶は燃え残りや未燃焼の薬剤が残っている場合があるため、ゴミとして捨てる前に十分に冷却させる必要があります。使用後はしばらく放置し、触っても熱を感じやない程度に冷えている事を確認してください。
次に、バルサン本体の缶についてですが、お住まいの自治体ルールに従う事が大事。多くの自治体では不燃ゴミとして処分されまずが、中には金属や資源ゴミと回収される事もあります。自治体の指示に従い、適切なゴミとして出すようにしましょう。
また、バルサンの缶の中に殺虫成分が残っている可能性があるため、安全に取り扱う事も重要なポイントです。処分する前に子供やペットにとって危険をもたらす可能性はないかを確認する事。ゴミの回収が先になる場合は、子供やペットか触れないような場所に保管する必要があります。
終わった後の掃除
バルサン使用後の掃除は、効果的な害虫駆除と清潔な環境を保つために重要です。バルサンは煙となって部屋中に広がるため、殺虫成分が床や壁、家具などに付着してしまいます。これらを適切に掃除する事で、室内環境を清潔に保つ事ができるんです。
まず最初に、指定された時間放置したら部屋を換気します。全てのドアと窓を全開にして最低でも30分は換気しましょう。こうする事で、室内に残る殺虫成分の残留を最小限に抑え、空気の質を改善する事ができるからです。
換気が終わったら、バルサンの煙が付着した可能性のある場所を丁寧に掃除していきます。壁や床、家具の表面といった目に見える場所はもちろん、隙間や裏側なども見逃さないようにしましょう。この時、水拭きが最も効果的ですので、拭き掃除用のクロスに水や中性洗剤を少しつけて拭くと良いでしょう。特にバルサンの煙が広がりやすいクローゼットや収納スペースは、念入りに掃除しておくようにして下さい。できれば、中に保管されている衣類も洗濯しておきたいところ。
また、バルサン使用後には駆除された害虫の死骸が存在するでしょう。これらも掃除機やホウキなどで丁寧に掃除しておきます。
なお、掃除中も窓を全開にしておく事で室内の空気をさらに清潔に保つ事が可能です。
以上のような掃除方法だ部屋の清潔さを保つ事が重要で、バルサン使用後の影響を最小限に抑えましょう。
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