ゴキブリは一匹いたら100匹いる!
なんて噂を聞いた事があるでしょう。

これは大袈裟ではなく、現実にありえる話…。
なぜならゴキブリという生き物は、一度交尾するだけでその後は交尾をしなくても何度も卵を産める高い繁殖力の持ち主なんです。
【卵鞘(らんしょう)】をと呼ばれるカプセルのような中に一度に20個ほどの卵を産む為、一度産卵すると
『メスゴキブリ×20匹ずつ増えていく計算。』
2日連続で出たという状況は、すでに繁殖していると考えて間違いないでしょう!
さらに病原菌などを媒介してしまう衛生害虫でもあるため、早急に対策をしなければいけません。
そんな忌まわしいゴキブリ達とどう戦えば良いのか?
今回は【増えたゴキブリの駆除のやり方と対処法】について解説していきたいと思います。
- 家庭に出現するゴキブリとは?
- ゴキブリが潜む場所
- 現れたゴキブリの駆除の仕方
- 隠れたゴキブリの対処法
- ゴキブリを寄せ付けない対策
家庭に出るゴキブリはどんなヤツ?
家に侵入してくるゴキブリは、主に2種類に分かれます。
黒ゴキブリの特徴
一般的に、最も見かけるゴキブリが黒ゴキブリ。
その特徴は
- 名前の通り黒い体を持つ
- 体長は25~30mm
- 羽を広げて飛ぶことができる
- 寿命は200日ほど
- 一生で300~900個の卵を産む

触覚が付いているので、見た目はもっとデカくて圧倒的な存在感を放ちます…。
現在では北海道でも存在が確認され、見たことが無い人はいないと言えるメジャー級ゴキブリと言えるでしょう。

『飛んでくる』って所が恐怖を感じますね…。
チャバネゴキブリの特徴
飲食店などでよく見かける茶色の羽をしたゴキブリ。
その特徴は
- 名前の通り茶色い羽根を持つ
- 体長は10~15mm
- 羽はあるが飛ぶことは出来ない
- 黒ゴキブリより寿命は短い
- 一生で200個以上の卵を産む

小さくて飛ばないんなら、あまり怖くはないですよね♪

ところが、そうはいかないんですよ…。
1度に産む卵の数は黒ゴキブリの倍ほどもあり、驚異的な繁殖力で一気に増えてしまうんです。
さらに恐ろしいのは寿命が短く世代交代が早い事!
なぜなら
進化のスピードも速く、殺虫剤などの毒に耐性を持つ個体も出現しやすいんです。
実際に、殺虫剤の効かない【スーパーゴキブリ】なる個体も確認されているんですよね。


家の中でゴキブリが潜む場所
一滴の水でも1ヶ月は生き延びる事ができ、仲間の死骸でもなんでも食べる雑食性は驚異の生命力を誇ります。

どこでも生きていけるのがゴキブリなんですよね…。
中でも、ゴキブリが好む場所というのは存在するんですよね?
それは暖かくて湿気の多い場所。
具体的に言うと
- 天井裏
- 排水溝
- お風呂場
- 流し台の下
- トイレのタンク
- 段ボールや新聞紙
実際に私のお風呂にゴキブリが出た体験談については下の記事で詳しく解説しています。


それ以外にも、エアコン内部に侵入するケースもあります。
実はエアコン内部にはホコリやカビなどのエサも豊富で、冷房運転時には結露水も発生するためゴキブリにとっては快適な空間になってしまうんです。
屋外に伸びたドレンホースから侵入するケースもあるため、【防虫キャップ】などの対策はしておきましょう。

ゴキブリが出現した時の駆除のやり方
基本的にゴキブリは、夜行性であり人目を避けるように行動しています。
しかし、物音や風の流れなどに驚き我々の前に姿を現す事もしばしば…。

そんな時にはどうすればいいんでしょうか?
殺虫剤で駆除する
即効性が高く、最も効果的な駆除方法。
含まれる殺虫成分は
ゴキブリの神経に働き、伝達物質を阻害したり撹乱したりして死に至らしめます。
スプレーノズル式で射程距離も長く、距離を取って噴射できるため虫が苦手な人でも使いやすいでしょう。
しかし、常に手元にあるとは限らないため不意に現れるゴキブリを逃してしまう可能性もあります。
また、殺虫成分を吸い込んでしまう恐れもありペットや子供がある家庭は使いにくいかもしれません。

そんな場合、殺虫成分ではなく【瞬間的に凍らせるタイプ】もあります!
家庭環境に応じて、殺虫剤を選ぶようにしましょう。

洗剤で駆除する
学生時代に生物の授業で習ったと思いますが、昆虫達は【気門】と呼ばれる器官で呼吸しています。
つまり
気門を塞いでやる事で、ゴキブリを窒息死させてしまう方法もあります。

じゃあ、水でもイイんじゃなんですか?

たしかに問題ありませんが、確実に仕留めるには洗剤の方がイイんです。
なぜなら、洗剤に含まれる界面活性剤の【浸透圧効果】でゴキブリの気門を塞ぎやすくなる効果があるから!
特にゴキブリはキッキン周りに出現しやすいため、食器用の中性洗剤でも対応可能なんですよ。
しかしシンク内ならともかく、床に洗剤を撒く事になり後始末は大変になってしまいます。
また、高すぎる浸透圧がゴキブリの体内にある有害な菌まで溶かし出す恐れもあるため
あくまでも、殺虫剤が無い時のとっさの対応と考えておきましょう。
叩く事で駆除する
原始的な方法ではありますが、不意の場面でも対応できる方法です。
履いているスリッパや新聞紙、テーブルの上の雑誌など
使える武器も多いのがメリットと言えます。

かすっただけでも動きを鈍らせる事ができ、その隙に殺虫剤を浴びせるなんて使い方も出来ますしね。
しかし部屋の隅にいる場合は狙いにくく、直撃させたとしても潰れた勢いで雑菌だらけの汁が飛ぶ可能性もあります。
この方法で駆除する人も多いと思いますが(私もそうなんですが…。)、潰した後の消毒は必須となります。
あまり、おすすめしない駆除方法です。

家に潜むゴキブリへの対処法
人前に現れたゴキブリだけを駆除しても、あなたの家にはまだまだゴキブリ達が潜んでいるかもしれません。

姿を見せていないゴキブリを仕留めるには、どうすればいいのでしょうか?
捕獲機で対処する
粘着シートでゴキブリを動けなくするタイプの捕獲機で、【ゴキブリホイホイ】が最も有名でしょう。
中にゴキブリが好む誘引剤が仕掛けられ、一度侵入したら強力な粘着力でガッチリと捕獲します。

ゴキブリは後退できない習性を利用しているんですよ。
ポイントは、ゴキブリの移動ルートを予測して設置する事。
ただし、時間が経つと粘着力は弱まってきますので、定期的(約1ヵ月)な交換が必要となります。
くん煙剤で対処する
殺虫成分が含まれた煙や霧で、部屋中のゴキブリを一網打尽にしてしまうアイテム。
普段は届かないような隙間まで行き渡らせる事ができるのがメリット。

お出かけしている間に、家中のゴキブリを駆除してくれます。
しかし、煙を直接吸わなければ意味がなく他の部屋へ逃げられるてしまうと意味はありません…。
このため、やるなら全ての部屋で同時に使う事をおすすめします。
毒エサで対処する
エサの中にホウ酸を含ませたタイプの駆除剤で、海外でも有名です。
ゴキブリが好む匂いや味付けされたエサの中に、ホウ酸を混ぜて作ったダンゴを仕掛けるというもの。
毒に即効性はないため、食べたゴキブリは巣に帰ってから死ぬとこになります。
するとどうなるか?
ゴキブリは仲間の死骸食べる習性があり、死骸を食べた他のゴギブリにもホウ酸が作用し駆除してしまうんです。

やがて巣に潜むゴキブリ達は全滅する事になるでしょう。
仕掛けるポイントは、捕獲機と同じように移動ルートを予測して設置しましょう。
しかしペットや小さな子供がいる家庭では、誤って口に入れる可能性があるので使用する場合は注意が必要。


家にゴキブリを寄せ付けない予防法
なんとか苦労してゴキブリを駆除しても、再び現れるようなら意味はありません。
2度と出ないようにするには、ゴキブリを寄せ付けない予防をしておく必要があります。
食べ物を放置しない
なんでも食べるゴキブリですが、やはり人間の食べ物が一番の好物。
このため
食べ残しや食材などは密閉し、冷蔵庫に保管するようにしておく事。
またシンク内の生ゴミも、まとめて密閉しておくようにして下さい。

室内に食べ物を残さないようにしましょう。
部屋の掃除を徹底する
まとまった食べ物だけでなく、調理中に出る食材カスにも注意が必要。
例えば、キッチンマットの周辺やガスコンロの裏側などには飛び散りやすいんですよね。
細かい食材カスでもゴキブリは感知しますので、調理後の掃除を徹底する事。
それ以外に人間のフケなども食べるので、定期的に掃除機をかける習慣を付けておきましょう。
乾燥させて湿気を飛ばす
食べ物が有っても、水分が無ければゴキブリも生きていけません。
このため
部屋の中の湿気を無くす事でもゴキブリ予防になるんです。
閉め切った空間には湿気がこもりやすく、ゴキブリにとっては快適な空間へとなります。
例えば
- 押入れ
- 下駄箱
- 洗面所の下
- キッチンの下
扉の付いた空間は、できれば毎日開放して湿気を飛ばすようにして下さい。

内部に【除湿剤】を設置するのも効果的ですよ。
洗濯物を部屋干しする家庭なら
エアコンの【除湿機能】や、据え置きタイプの【除湿器】を設置しましょう。
最短30分で害虫のトラブルを解決【害虫退治屋さん】
それでもゴキブリが出現するならプロへ依頼
世の中には、害虫駆除の専門集団が存在します。
あまりにも増え過ぎたゴキブリの駆除は、素人にとっては困難を極める事になるでしょう。
しかし、彼らに任せれば
成体だけでなく幼虫や卵、さらには巣ごと駆除してくれます!

中には、ゴキブリ駆除に特化した業者もいるんですよね。
知識と経験をもとに分析し侵入経路や潜伏先を特定する技術は、まさにプロの技!
また「虫の姿を見るのも嫌!!」って方には、頼りになる存在となるでしょう。

特に、女性にとっては有難い存在ですよね♪
当然、費用はかかってしまいますが検討してみるのもおすすめです。

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