家で蜂の巣を見つけたらどうしたらいい?自分で駆除できる範囲とは?

蜂の巣 自分で駆除

毒を持ち、人を刺す事もある恐ろしい蜂。

我々の生活に近く、自分の家に巣を作られる事もよくあります。

そのまま放置しておくと、数が増え危険度が増すだけなので早めの駆除が必要です。

刺されると命の危険があるため、基本的には業者に依頼するのがベストですが

自分で蜂の巣は駆除できないのか?

と、考える人もいるでしょう。

ベロ

自分で駆除するには、いくつかの条件があります。

そこで今回は【家で見つけた蜂の巣を自分で駆除する方法】について解説していきたいと思います。

この記事の内容
  • 蜂の巣の種類
  • 自分で駆除できる条件
  • 蜂の巣の駆除のやり方
目次

家で見つけた蜂の巣の大きさと種類

蜂と言っても様々な種類が存在し、我々の生活でよく見かけるのは3種類います。

  • ミツバチ
  • アシナガバチ
  • スズメバチ

ミツバチの巣の特徴

ミツバチの巣は、球体ではなく【平らな板】のような形でクリーム色をしています。

巣の規模が大きくなると、サイズは変わらず枚数が増えて層になっていくのが特徴。

大きくなると4~5万匹ほどのミツバチが生息しており、蜂の中でも最大規模となります。

屋根裏や壁の隙間など、閉鎖的な空間に作るため見つけにくいと言えるでしょう。

ミツバチの巣の特徴
  • 平べったい形
  • クリーム色
  • 何枚も層になる
  • 蜂の数が多い
  • 巣を見つけにくい

アシナガバチの巣の特徴

アシナガバチの巣は、多くの方がイメージする【シャワーヘッド】のような形をしています。

ベラ

よく、漫画なんかで見かける形ですね♪

茶色ではなく灰色をしていて、雨のかからない軒下で見る事が多く六角形の巣穴が見えているのが特徴。

サイズはそこまで大きくなりませんが、固くて中のアシナガバチは200~300匹ほどが生活しています。

アシナガバチの巣の特徴
  • シャワーヘッドのような形
  • 灰色
  • よく見かける
  • 巣穴が見えている
  • 大きくないが固い

スズメバチの巣の特徴

スズメバチの巣は、ボールのような【球体】をしていて、かなり大型で直径が60cmほどになる事も!

綺麗な【マーブル模様】をしていて、巣穴が1つしかないのが特徴。

造りはじめは【フラスコ】を逆さまにしたような形ですが、規模が大きくなると形が変わっていくんですよね。

木片や木の皮を何層にも重ねているので非常に固く、ピーク時には中に500匹以上のスズメバチが生活する事になります。

スズメバチの巣の特徴
  • ボールのような大きな球体
  • 綺麗なマーブル模様
  • 巣穴が1つしかない
  • 初期から形が変化する
  • 見つけやすい

自分で駆除できる蜂の巣の条件

刺される危険性を考えると、素人が駆除できる蜂の巣は限られます。

その条件は以下の3つ。

スズメバチの巣では無い事

蜂の中でも、最も獰猛で毒性が強いのが【スズメバチ】なんです。

さらに巣の構造が複雑で駆除しにくい事もあり

小さな巣であっても素人が手を出すのは非常に危険と言えます!

女王が1匹で巣を作り始めたばかりなら出来ないことはありませんが、見つけること自体がレアであり気づいた時には大型化しているのがほとんど…。

安全のため、プロの業者に依頼するようにしましょう。

蜂の巣が広くて低い位置にある事

蜂の巣が作られている位置も重要なポイント。

蜂たちも巣を守るために必死で抵抗してくるのは当然の事。

床下などの狭い空間に蜂の巣がある場合

蜂よりも体が大きい人間は身動きが取りにくく、集団で攻撃されたら逃げ場が無くなる恐れがあります。

2階以上の高所に蜂の巣がある場合

足場が悪く安定しない場所での作業となり、蜂からの攻撃を避けようとして転落の危険性があります。

蜂の巣を作り始めを壊す事

蜂の巣は突然現れるわけではなく、大きくなるには時間がかかります。

徐々に大きくなるにつれて、蜂の巣の中で生活する【働き蜂】の数も増えていく事になるんですよね。

このため

働き蜂の少ない作り始めた時期を狙う事!

多くの蜂は、巣を作り始めるのは4〜5月ごろからです。

具体的なサイズは、直径が10~15cm未満が作り始めの状態と言えるでしょう。

それ以上になると繁殖しているとみて間違いなく、多くの働き蜂からの攻撃を受けるため危険!

ベラ

ってことは、夏以降に見つけた蜂の巣は止めておいた方がいいですね。

蜂の巣を自分で駆除する方法

条件に合致した蜂の巣なら自分で駆除が可能。

ここからは、自分で駆除する方法を解説していきます。

蜂の巣駆除に必要な物

危険な蜂の巣を駆除するためには、万全の準備が必要。

ハチの巣駆除に必要な物
  • 防護服
  • 防護手袋
  • 長靴
  • 蜂用の殺虫剤
  • 長い棒やトング
  • ホウキとチリトリ
  • ゴミ袋数枚

毒針が短いミツバチなら安い防護服でも対応可能ですが、アシナガバチなら数万円ほどしてしまうため痛い出費となります…。

ベラ

近隣でも被害の多い地区なら、思い切って買った方が今後の為になるでしょうね。

自治体によっては貸し出してくれる事もあるため、お住いの市役所で確認してみて下さい。

どうしても購入したくない場合

  • 長袖・長ズボンを重ね着
  • 首や顔周辺にはタオル
  • 目を守るゴーグル

絶対に肌を出さないようにして下さい!

ベロ

バイクに乗るボクがおすすめなのが【ワークマン】の防寒着に【フルフェイスヘルメット】の装備です!

蜂の巣を駆除する時間帯

歴史的にみて、最も勝率が高い戦法は【奇襲】です。

日中は蜂の動きは活発であり、警戒心が高い事から攻撃を仕掛ける時間帯ではありません!

ベロ

また、働きバチが狩に出かけている事から全滅させる事もできないんですよね。

日没には全て戻ってきて、夜になる活動が鈍り大人しくなる習性を利用し

日没から2〜3時間後に襲撃するのがベスト!!

このタイミングなら、疲れ果てた蜂を一網打尽にできるんです。

蜂の巣駆除のやり方

作戦時間が決定したら、いよいよ戦闘開始!

その手順は

STEP
装備を整える

まずは防護服で完全武装しましょう。
肌を出さない事と、隙間を作らない事が大事。

STEP
攻撃を仕掛ける

蜂用の殺虫剤を巣にむかって噴射します。
トリガーは引きっぱなしにして、巣から飛び出してくる蜂にも直接あびせるように打ちまくる事!
1本まるごと使うつもりで噴射しましょう。

STEP
蜂の巣を落とす

飛び出してくる蜂がいなくなったら、長い棒やトングを使って蜂の巣を地面に落とします。
その後、ホウキとチリトリを使って集めたら重ねたゴミ袋へ収納。
蜂が死んでからも反射的に刺す事があるため、絶対に素手で触らないようにして下さい!

STEP
回収してトドメを刺す

重ねたゴミ袋へ巣を入れたら、トドメの1撃として殺虫剤を噴射!
その後、袋の口を密閉して殺虫剤を充満させれば完全勝利となります。

ベロ

後は地域の決まりに従って、燃えるごみとして捨てればOKです。

安全に蜂の巣を駆除するには業者に依頼

小さな蜂の巣なら自分で駆除すると事も可能ですが、やはり刺されてしまうリスクは避けられません。

万が一の事を考えると、プロの駆除業者に任せるのか確実と言えます。

プロの業者に依頼するメリット

主なメリットは3つあります。

  • 身の安全の確保
  • 完璧に巣を駆除
  • 再発の場合も保証

蜂の駆除を専門に行う業者は、豊富な知識と道具を取り揃えています。

つまり

蜂の攻撃を防ぎながら、相手に合った薬剤で確実に仕留める事が可能!

また蜂の種類によっては、駆除した後に再び巣を作られる可能性もあります。

プロに依頼すると、再び蜂を寄せ付けない薬剤を散布してくれるだけでなく、もしも再発した場合は無料で駆除してくれる事が多いんです。

ベロ

それ以外にも、現地調査で気付かなかった巣を見つけてくれる事も多いんですよ。

蜂の巣を駆除する相場は?

多くの駆除が蜂の巣駆除は

一律料金制ではなく、8,000~50,000円と幅広いです!

その理由は、蜂の種類や巣の大きさによって駆除費用が変わるかならんです。

また、夏を越えると巣に潜む働き蜂の数が増えてしまう事になり、危険性が高くなる事で料金が割高になる事もあります。

多くの業者は現地調査と見積もりは無料で行ってくれるため、気になる方は今すぐ連絡してみましょう。

ベラ

蜂の種類が【スズメバチ】の場合、自治体によっては補助金が出る地域もありますよ♪

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