iDeCoで損をしない商品の選び方!リスクとリターンのバランスが大事

分散投資で守りながら攻めるのが基本

目次

選べる商品は2タイプ

元本確保型

その名の通り元本が保証される商品で、選べるのは

  • 定期預金
  • 年金保険

安全性が高くリスクはほとんどない事がメリットで、資産を絶対に減らしたくない人に向いています。

しかし運用益は低く、場合によっては手数料の方が高くなってしまう可能性があります。

元本変動型

運用状況に応じて元本が変動する商品で、選べるのは

  • 債券
  • 株式
  • 商品(金や原油など)
  • REIT(不動産)

市場の動きによって大幅なリターンが狙え、iDeCoの非課税枠を活かせるというメリットがあります。

しかしその分リスクも当然発生し、運用次第では元本を割り損をする可能性もあります。

iDeCoの運用バランス

積極型

とにかくリターンを重視し、iDeCoの節税効果を最大限生かすことが目的。

この場合はリターンの大きい株式の比率を高くし、場合によってはREITも組み込むことがおすすめ。

特に非課税機関の長い20代のかたなら、株式の割合を多めで構成するのがおすすめ。

ただし、世界中に幅広く分散させることが大事です。

バランス型

リスクを抑えながらリターンも狙うのが目的。

この場合は、債券と株式を半々ぐらいで割り当てるのが効果的です。

ただし、新興国債券はリスクが高いわりにリターンが良くないところもあるので、組み込む債権は先進国債権か国内債券がおすすめ。

安定型

リスクを抑え元本を確保する事が目的。

この場合、元本確保型と債券を半々で割り当てるのがいいでしょう。

ただし、債券のみだと思った程のリターンが出ませんので、債券と株式を詰め合わせた投資信託を選ぶ事がおすすめです。

iDeCoの選び方

自分のリスクを見極める

資産運用において注意すべきはマイナスになるリスクです。

このため運用法を決める前に

自分がどこまでのリスクに耐えられるかを見極める事

例えば

20~30代

この年代なら運用期間も長く、非課税メリットを生かすために積極型で運用しリターンを求める事が可能。

遊びたい盛りの歳頃ですので、無理に投資をする必要はありません。

毎月、少額でもイイんです!

なぜなら投資期間が長ければ長いほど大きなリターンが得られるからです。

40代

子育てやマイホームの購入など、親の役目がひと段落したらバランス型で運用するのがおすすめ。

住宅ローンの借り換えなど支出を減らす工夫をしながら資金を増やし、少しリスクを下げた運用を目指します。

あなたの年齢が40代前半なら、株式を多めに配分しても大丈夫でしょう。

なぜなら15年以上の投資期間があるなら、いつ始めてもプラスになるというデータがあるからです。

50代

定年退職が見えてきたら、投資期間の短さを考慮して損失を防ぐ安定型で運用するのがおすすめ。

十分な貯蓄があったとしても、守りに入るのが鉄則と言えるでしょう。

なぜなら短期間で大きな損失を取り返す事はバクチに近いからです!

仮に資産が100の時に20%の損失が発生すると、資産は80まで減ってしまいます。

その80の資産を100まで取り返すには25%の利益が必要になるんです。

低コストのファンドを組み込む

ファンドというのは【投資信託】の事。

債券や株式の詰め合わせで、このファンド1つで分散投資が可能な商品なんであり2種類が存在します。

インデックスファンド

日経平均株価やTOPIXの動きに連動し平均を目指す運用が目的。

各銀行や証券会社が銘柄をチョイスし構成された商品に投資するため、コストが安く値動きが初心者でも実感しやすいのが特徴。

アクティブファンド

日経平均株価やTOPIXの平均値を上回る運用が目的。

投資のプロであるファンドマネージャーが株価を見ながら売買を繰り返すため、コストが高くなり過去の運用成績が重要で初心者には判断しずらいのが特徴。


短期間でハイリターンを求める方にはアクティブファンドがおすすめですが、iDeCoの目的は安定した老後資産の形成です。

余計なリスクとコストを排除するためには

インデックスファンドを選択しましょう

複数の資産に分散する

投資の世界には

卵は同じカゴに盛るな!

という格言があります。

なぜなら、カゴを落としたらすべての卵が全滅してしまうからです。

このため、リスクを抑えて資産を増やすには

複数の値動きをする資産を合わせ持つ事

こうする事でリスクが分散され、どんな値動きをしてもお互いが相殺され安定した運用が可能なんです。

一般的に

債権と株式は相反する関係性

どちらか一方ではなく、どちらも購入しておくようにしましょう。

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