夜中に突然鳴り響く騒音。
そのうるさい音の原因はハクビシンかもしれません!
そのまま放置すると睡眠を妨害されるだけでなく、さらなる被害を拡大する恐れがあるんですよね。
そんな危険なハクビシンを予防するにはどうすればいいのか?
今回は、うるさいハクビシンを来ないようにする方法について解説していきたいと思います。
最後まで読んで、静かな夜を取り戻してください。
- ハクビシンがうるさい理由
- ハクビシンを予防する方法
- 家屋に浸入された時の対処法
ハクビシンがうるさいとされる理由

ハクビシンをうるさく感じる原因として、ハクビシンの習性があげられます。
その習性とは
- 活動時間
- 好む場所
- コミュニケーション方法
順に解説していきます。
夜行性である事
ハクビシンは夜行性の動物であり、日中はほとんど活動せず夜間に餌を求めて活動を始めます。
つまり、人間とは逆の生活スタイルになるんです。
生活音のしない深夜に響く音って、昼間以上にうるさく感じる事になるんです。
ハクビシンが夜行性である理由は以下の通り。
人間に会いたくないから
ハクビシンは臆病な性格で、自分よりも大きな動物を怖がります。
それは人間も含まれ、夜間に活動する事で人との接触を避ける事ができるんですよね。
こうして、自分たちの生活圏内でゆっくりエサを探す事がでるからです。
ライバルが少ないから
夜行性である事により、同じエサを狙う昼行性の野生動物との争いを避ける事ができます。
他の動物が寝静まった頃に動く事で、効率よくエサにありつけるんです。
感覚が発達しているから
ハクビシンは視覚と聴覚が発達していて、夜間の暗い環境でも適応できる能力を持っています。
他の仲間とのコミュニケーションを取る際にも能力が発揮され、鳴き声や物音を立てる事が多くなるんです。
天井裏に潜みやすい事
本来、低山地に生息するハクビシンは、木にできた窪みやタヌキの古巣などで生活します。
しかし、民間に生息する場合、似たような環境となる天井裏に住みつきやすいんです。
この天井裏には適度な空間があり音が響きやすいため、小さな音でも響きやすい事がうるさく感じる原因でもあります。
ぶっちゃけ、猫よりも体が大きいため走り回るとかなりの騒音なんですよ…。
ハクビシンが天井裏を好む理由は以下の事が考えられます。
安全な場所であるから
天井裏は人間の目に触れにくく、天敵である猛禽類からも身を隠せるため安全な棲家としては最適なんです。
特に夜行性のハクビシンにとって明るい昼間はゆっくり休みたいところ。
完全に姿を隠せる天井裏は魅力的な環境なんですね。
保湿性が高いから
天井裏は断熱材などが使用され、外部との気温変化を受けにくい暖かい場所です。
ハクビシンは寒さに弱いため、冬でも温かい天井裏が適した空間になるんです。
エサを見つけやすいから
ハクビシンは雑食性で、人間の作る野菜や果実、出した生ゴミなどを漁る事もあります。
人間に近い場所で生活した方がエサ場を利用しやすいんですよね。
鳴き声が大きい事
ハクビシンは鳴き声が甲高く、非常に大きい事が特徴です。
声だけ聞くと『キーキー』や『キャッキャッ』といった感じで、猿か鳥かと勘違いするかもしれません。
しかし決定的な違いは、一度鳴き始めると長時間に渡り鳴き続けるという事。
これが深夜から明け方まで続くとなると、流石に眠る事はできません。
ハクビシンの鳴き声が大きい理由には以下の事が考えられます。
コミュニケーション方法だから
ハクビシンは社会性ある動物で、鳴き声で仲間とのコミュニケーションをとります。
威嚇・求愛・注意喚起など様々なパターンが使用され、大きな鳴き声が大切な役割を果たしているんですね。
視界が悪いから
ハクビシンは夜行性で視覚も優れていますが、流石に全てが見えている訳ではありません。
光が少なく視界が悪い状況でも、大きな鳴き声で仲間との連絡を取りやすくしているんです。
音が伝わりやすいから
都心の住宅地では、建物や壁が音を反射しやすい事も原因です。
さらに夜間は人の生活音が少なくなるため、ハクビシンの鳴き声が余計にうるさく聞こえてしまうんです。
ハクビシンは、人が寝静まってから活動する夜行性の動物。
民家の天井裏を走り回り、大きな声で鳴く事が「うるさい」とされる原因。

ハクビシンが来ないようにする予防方法

もっとも大切な事は、ハクビシンを寄せ付けない事です。
具体的な方法は
- 苦手なアイテムを使う
- 苦手な環境にする
- 侵入させないようにする
順に解説していきます。
嫌がるもので近づけない事
ホームセンターや通販などでは、ハクビシンを含む害獣を寄せ付けない忌避剤がいくつも販売されています。
効果的に使用するには、一つだけでなく複数のアイテムを組み合わせたりローテーションさせて使う事。
なぜなら、同じアイテムを使い続けるとハクビシンが慣れてしまうからです。
臭いで近づけない
ハクビシンは嗅覚も発達し、臭いに対して非常に敏感です。
特に苦手とされる臭いは
- 激辛臭
- ニンニク
- 石油系
動物のアンモニア臭も効果があり、中には天敵の肉食獣であるオオカミなんかもあるんですよ。
ただし、これらは人間にも刺激になりますので大量の使用は難しいでしょう。
超音波で近づけない
人間には聴こえない高周波の音波を発生し、ハクビシンに不快感を与える事で近づがなくさせる方法もあります。
個体差があるため、周波数を変更できるタイプがおすすめ。
しかし、ペットを飼っている家庭は注意!
ペットにもストレスを与えてしまう恐れがあるため、使用しない方がいいでしょう。
光で近づけない
夜行性であるハクビシンは、強い光を受けるとストレスや恐怖を感じます。
特に効果的なのは突然の眩しい光!
そのため、センサー式のLEDライトを設置する事をおすすめします。
防犯効果もありますからね。
住宅環境を整備する事
住宅環境を整備する事は、ハクビシンが来ないようにする効果的な方法と言えます。
しかし一時的な対策ではなく、継続的に管理する事で最適な効果を得る事ができます。
具体的な対策は以下の通り。
エサが豊富な状況を作らない
都心部に現れたハクビシンは、人間が出した生ごみでもエサにします。
このため、生ごみの管理の仕方でハクビシンが現れる確率を減らすことが可能。
具体的には蓋つきのゴミ箱に入れたり、回収日までは屋内で保管するなどの対策です。
人間にとってはゴミでも、ハクビシンにとってはエサになる事を覚えておきましょう。
隠れやすい状況を作らない
先ほども言った通り、昼間のハクビシンは隠れやすい場所に潜みます。
このため、隠れやすい場所を減らす事で来ないようにする事が可能。
具体的には、庭木の手入れや藪の除去を行う事で近づく確率を減らすことが出来るでしょう。
移動しやすい状況を作らない
ハクビシンは樹木や建物の隙間を移動する事が多いです。
このため木の枝を切り詰めたり、建物の隙間にフェンスやネットを設置する事で移動を困難にすることが可能。
臆病なハクビシンは、安全なルートが無いと警戒して引き返すんですよね。
侵入経路を塞ぐ事
ジャコウネコ科のハクビシンは、身体能力も高く頭が通れば侵入して来ます。
サイズは【10cmほどの穴】で十分なんですよね。
このため、家屋にある隙間は徹底的に封鎖する必要があります。
具体的には
- 床下通気口
- 換気扇
- 屋根瓦の隙間
隙間は頑丈な金網をしっかりと固定する事!
その理由は以下の通り。
決まったルートで侵入するから
ハクビシンの身体能力は高く、様々な場所から侵入する事が出来ます。
そして絶好のエサ場を見つけると、毎回おなじルートを通って侵入する習性があるんです。
このため、入り口を封鎖する事で諦めさせることが可能です。
縄張り意識が高いから
ハクビシンは縄張り意識が高い動物でもあり、自分のエリアに入れなくなると縄張りの調整が難しくなってしまいます。
このため、自分の縄張りを確保するために他の場所へと移動していく事になるんです。
再発も防げるから
個体差はあっても同じ動物であるため、習性も同じ何ですよね。
このため、対策をしておけば別のハクビシンも来ないようにする事が出来ます。
しかし年数劣化の可能性もあるため、定期的な点検は忘れないようにして下さい。
現れたハクビシンは、まず嫌がるアイテムで追い払う。
その後、環境を整備し侵入ルートを塞ぐ事で来ないようにする事が可能。
もしも侵入されてしまったら

予防が万全でなければ、大切な家屋にハクビシンが住み着いてしまう可能性があります。
そんな時に起こる被害は騒音だけでなく、健康面や家屋にまで及ぶ事になるでしょう…。
では、どうすればいいのか?
万が一、ハクビシンの侵入を許してしまった場合
- 騒音以外の被害
- 素人が戦う難しさ
- 専門家の知識と技術
順に解説していきます。
健康面と家屋の被害に注意
騒音以外に与える被害も、ハクビシンの習性が大きく関係します
。
野生動物であるため雑菌が多く、排泄物にによって家屋も被害を受ける可能性があるんです。
具体的に解説していきましょう。
悪臭による被害
ハクビシンはため糞と呼ばれる、決まった場所に排泄する習性があります。
もしも天井裏に住みつかれ、中でため糞をされてしまうと強烈な悪臭を発生する事になるんですよね。
気付かずに放置してしまうと、糞尿に虫が湧いたりカビが生える事で更なる悪臭を生み出します。
感染症の被害
野生動物であるハクビシンは、体に多くの雑菌や寄生虫を保有しています。
具体的には
- サルモネラ菌
- レプトスピラ菌
- マダニ・ヒゼンダニ
特にダニの被害は恐ろしく【SFTS】や【疥癬】など、後遺症の残る感染症にかかってしまう恐れもあるんです。
2002年に中国で発生した【SARS】の感染源はハクビシンだったと疑いもあります!
設備への被害
ハクビシンが屋内に侵入する時、移動手段として外壁や雨どいを破損してしまう可能性があります。
そして侵入した後、電気の配線や断熱材をかじってしまう事もあるんです。
そして最も恐ろしいのが、先ほど解説した【ため糞】の習性!
溜まった排泄物が木材を侵食し腐敗させる事で、大量の排泄物と一緒に天井が抜け落ちる危険性があるんです。
こうなると家をリフォームするしかなく、その費用は高額になってしまうでしょう。

自分で捕獲・駆除は難しい
そんな危険なハクビシンを、このまま野放しにする訳には行きません。
しかし、自分で対応するには多くの制限があるんですよね?
具体的には
- 法律の制限
- 技術の制限
- 人道的な制限
順に解説していきます。
法律上の制限
日本には鳥獣保護法というものが制定されていて、野生動物を勝手に捕獲・駆除する事は出来ません。
しかし、直接的な被害を被れば【有害鳥獣】として駆除する事はできます。
ただし、自治体の許可と狩猟免許が必要となり時間と費用がかかってしまうのが現実…。
その間にもハクビシンの被害は拡大する可能性があり、効率の良い方法とは言えませんよね?
技術と安全性の制限
ハクビシンを完璧に駆除するには、最適な知識と技術が必要なんです。
なぜなら、普通の人には屋根の侵入経路をチェックする技術はありませんから。
さらに、危険を感じたハクビシンが攻撃に転じてくる恐れもあります!
こうなると、知識の無い素人が対応するにはリスクが大きすぎるんですよね。
人道的な制限
自治体の許可を取り、狩猟免許も取得したとしましょう。
その後、ハクビシンを捕獲したらどうすべきか?
捕獲者が責任を持って処理する義務があります!
どれほどの被害を受けたとしても、普通の人は処理する事には精神的苦痛がつきまとう事になるでしょう。
退治するにはプロにお任せ
素人がハクビシンを完璧に駆除するのは難しいです。
このため、迷わずプロの害獣駆除業者に依頼する事がベスト!
豊富な知識と経験で1匹残らず追い出し、侵入経路を完全封鎖する事で2度とハクビシンに悩まされる事は無くなるでしょう。
また、駆除だけでなく面倒な清掃や消毒までも行ってくれるんですよ。
ハクビシンの駆除に専門業者に依頼することが良い理由は以下のような点が挙げられます。
法律の順守
専門業者は野生動物の捕獲や駆除に関する法律や規制を守って業務にあたっています。
このためハクビシンへ与えるストレスも最小限に抑え、処理する際も苦痛を与えない方法を最優先で行ってくれるでしょう。
安全性の確保
専門業者はハクビシンの生態や習性を熟知しており、最適な捕獲器や方法を選択する事が可能。
さらにマスクや防護服などの装備も充実しているため安全性を確保しながら作業が行えます。
保証とアフターケア
専門業者は駆除だけでなく、排泄物の清掃や消毒も全て行ってくれます。
ぶっちゃけ、自分でやるとなると非常に面倒な作業なんですよね…。
また、駆除後の点検や再発時の無料施工などの保証も充実しています。
もしハクビシンに住みつかれると家屋や人体に悪影響を及ぼす。
自分での捕獲・駆除は難しく、速やかにプロに依頼する事がベスト。

うるさいハクビシンに住みつかれない対策は必須です
夜中に突然鳴り響く騒音。
我々の睡眠妨げるハクビシンは、放置しておくと被害を拡大される恐れがあります。
今回、ご紹介した方法を試して早急に追い出すようにして下さい。
もしも住みつかれてしまったら、速やかにプロの業者に駆除を依頼しましょう!
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うるさいハクビシンを追い出して、快適な睡眠を取り戻しましょう!


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