なぜイタチが庭に来るの?被害を防ぐ予防法と対策を解説

突然、庭に素早い小型動物が出現!その正体はイタチです。大切な庭にイタチが現れる理由とは何か?庭をイタチから守るためにはどうすればいいのか?今回はイタチが庭に来る理由と被害を防ぐための対策について解説していきたいと思います。最後まで読む事で、大切な庭をイタチから守る事ができるでしょう。

目次

イタチが庭に来る理由

食料を求めて

イタチは肉食性の哺乳類であり、小鳥や小型の哺乳類、昆虫などを捕食します。庭は草木が豊かで自然な環境が保たれている場所であり、エサとなる生き物たちが多く生息しやすいんですよね。こうした豊富なエサを求めてイタチは庭にやって来る事があります。

また、ゴミや食べ物がある場合も注意が必要!イタチは狡猾で賢い動物であり、人間の生活圏に適応する能力が高いんです。家庭や庭の周辺で食べ物を見つける事ができ、それらをエサと認識して侵してくるんですよね。このため、エサとなる生き物や食べ物の管理が大事なポイントと言えます。

住処を求めて

自然界で生息するイタチは、天敵に襲われて命を落とす危険性があります。庭は草木が豊富で身を隠すのに最適な場所が多く存在します。このため、安全で快適な生息環境を求めて庭にやってくるんです。また、古くて隙間の多い家だと、建物の中に住み着いてしまうと恐れもあるんですよね。特に、近年では急速な都市化が進んで本来の生息域が狭まっている事も理由の一つと言えます。

繁殖のため

イタチは春から夏にかけて繁殖期を迎えます。この時期になると、自分の縄張りを確保しパートナーを組むために活発に行動するんです。エサが豊富に隠れる場所まである庭は、イタチ夫婦にとって子育てに最適な場所になるんです。つまり、春から夏にかけてイタチを庭で発見した場合、すでに子供達を産んでいる可能性が高くなります。となると被害は大きくなるでしょう。

イタチによる被害

家屋や設備に与える被害

イタチは好奇心旺盛な動物で、隠れる場所や繁殖場所を探す際に建物の隙間や屋根裏、配管などに侵入する事があります。この場合、イタチが壁や天井の断熱材を食い破ったり、配管や電気ケーブルをかじったりする事で、建物の損傷や機能不全を引き起こしてしまうんです。それ以外にも、そこら中に撒き散らされた糞尿による悪臭被害や、それに伴う腐敗や害虫の発生へと繋がってしまいます。となると、駆除するだけではなく、家屋のリフォームまでも必要となってしまうでしょう。

他の小動物への被害

イタチは肉食動物であり、その捕食対象には鳥の卵も含まれます。このため庭に鳥の巣がある場合や、巣箱を設置した場合には、中の卵を全て食べ尽くしてしまう事になります。また、自分よりも大きなニワトリにさえ捕食の対象となり、飼育している家庭は注意が必要です。さらに、庭に池がある家庭も注意!イタチにとって魚もご馳走になり、池で飼っている金魚や鯉などが食べられてしまう恐れもあります。

植物への被害

イタチは穴を掘るのが非常に上手い動物。500円玉サイズの穴を、庭のあちこちに掘ってしまう事があります。こうなると庭の土壌が緩み植物の根がダメージを受けてしまう事になります。特に苗木や花などは根が浅く、掘り起こされる事で簡単に枯れてしまう事でしょう。また、荒らされて土や石が散乱することで庭の景観が損なわれる事にもなってしまいます。

イタチが庭に来ないようにする方法

食品の管理

イタチは主に小動物や小鳥を捕食しますが、それ以外にも果実や種子、人間が出した生ゴミなども食べる事があります。例えば、庭の木から果実が落ちていたり、ゴミ袋のまま放置したりしていると簡単に手に入る食料源だと認識します。このため、食品の管理を徹底する事が大事となります。具体的には、落ちた果実はこまめに清掃する、蓋付きのゴミ箱で密閉する、といった対策をしておきましょう。

隠れやすい場所を減らす

イタチは獲物を捕らえるための待ち伏せ場所や、天敵から身を守るための避難場所として隠れやすい場所を好みます。例えば低木などの藪、木の根元、建物の隙間、つまり、庭はイタチが好む場所の宝庫と言えます。こういった場所を減らす事で、イタチが庭に来るリスクを軽減する事が可能。具体的には、定期的に庭を剪定する、建物周辺の隙間を埋める、落ち葉や枝をこまめに掃除する、といった事をしておけばイタチが寄り付きにくくなるでしょう。

柵やフェンスの設置

物理的な方法でイタチの侵入を防ぐため、柵やフェンスを設置するのも有効です。しかしイタチは身軽で素早い動物なので、適切な高さと強度のあるフェンスが必要となります。さらに、フェンス上部に突起や角度のついた構造を設ける事で、イタチが乗り越えにくくすると効果的と言えます。また、穴を掘るのも上手いことから地中にもしっかりと埋め込んでおきましょう。

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イタチへの対策が必要な理由

生態系への影響があるから

イタチは捕食者であり、小型哺乳類や鳥類、昆虫などをエサとしています。もしイタチか庭に侵入し繁殖してしまうと庭に住む他の動物たちが居なくなってしまう恐れがあります。特に食べ物が豊富にある場合、過剰な捕食が繁殖力や生存率に大きな影響を与えてしまうんですよね。また、イタチ自体も他の捕食者や病気などで個体数が制限されるべきなんですが、人間社会で過剰に繁殖する事で生態系のバランスが失われる恐れもあるんです。

個人の安全と財産を守るため

イタチは肉食ではあり、家庭で飼っているペットが襲われるケースが考えられます。獰猛な性格であり、自分より大きな相手でも構わず襲いかかる事もあるんですよね。でも、さすがに人間に対して攻撃をしてくるケースはありません。しかし、直接的な被害ではなく病原菌による感染症の被害を引き起こす可能性があります。さらに侵入したイタチは庭を荒らしたり、家の設備を破損したりする事があり経済的な被害も受けてしまうんです。

迷惑行為に繋がるから

イタチが与える被害は、自分だけの問題ではなく近隣住民にまで及ぶ恐れがあります。主な迷惑行為は騒音と悪臭。イタチはあまり鳴く動物ではないんですが、繁殖期や獲物を威嚇する時、「キキキキッ」とか「クーッ、クーッ」といった鳴き声を発します。この甲高い声は非常に大きく、また夜行性であるため響いてしまうんです。さらに、そこら中に糞や尿を撒き散らすことで許烈な悪臭を放つ事になります。こういった音や臭いは、近隣住民の迷惑となるんですよね。最適な対策を行う事で住宅環境全体の質を向上させる事ができるんです。

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