1日の疲れと汚れを落とすお風呂には、水を使うためカビが発生しやすい事で有名です。
隅や目地なんに生えやすく、見つけたらすぐ除去する方がほとんどでしょう。
しかし、エプロンの内部は掃除していますか?
中には「エプロン内部の掃除をした事ない」って方も多いようです。

実際、ボクも知らなかったんです…。
以前、追い焚き機能が壊れて修理を依頼。
その時、作業工程を見ていて外せることを初めて知り、エプロン内部のカビを見て愕然としました!!
恥ずかしさのあまり掃除を決意した過去があるんですよね。
そこで今回は、お風呂の浴槽に付けられた【エプロン内部の掃除のやり方】について解説していきたいと思います。
- 浴槽のエプロンの役割
- エプロン内部を掃除する理由
- エプロン内部の掃除のやり方
- エプロン内部掃除する頻度
浴槽のエプロンとはどこの事?

浴槽部分の前面にあるカバーの事。
この部分が『何のためにあるのか?』と言うと、主な役割は
- 浴槽の熱を逃がしにくくする
- 配管などの目隠し
- 浴槽を綺麗な形に見せる
ユニットバスや、埋め込まれている浴槽には付いていません。
また、付いていてもビスやコムパッキンで固定されている場合もあります。
お風呂のエプロンを掃除する理由

なぜ、エプロン内部の掃除が必要なのか?
その理由は、主に2つあります。
カビに最適な空間だから
カビが繁殖しやすい環境は
- 25~30℃の温度
- 60~80%の湿度
- 皮脂などの栄養が豊富
お風呂はお湯を使うため温度が下がりにくいですよね。
さらにエプロンが蓋の役割をしてることで湿気がこもり、水が流れにくくなるため汚れが残りやすいんです。
まさに、お風呂は家庭の中で最もカビが繁殖しやすい場所と言えるでしょう。
ゴキブリの棲家になりやすい
カビにとって最適な環境は、ゴキブリにとっても最適な環境と言えるんです。
僅かな隙間でも入り込む事ができ、人目につかない場所を好むゴキブリ達が場合によっては大量に潜んでいる可能性もあります。

実際、ボクの家でもお風呂場にゴキブリが出現したことがあります…。
その時の体験談はお風呂に出たゴキブリの対処法で詳しく解説しています。

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エプロン内部の掃除の仕方

それでは、浴槽のエプロン掃除のやり方を解説していきましょう。
掃除に必要な物
エプロン掃除には多くの道具が必要です。
最低限、準備しておくアイテムは
- スポンジ
- 柄の長いブラシ
- ゴミ取りネット
- 塩素系漂白剤
- ゴム手袋
- マスク

中でも、【大量の塩素系漂白剤】は必須です。
重曹など天然成分を使う手もありますが、繁殖してしまったカビが落としきれない可能性が高いんですよね。
また大量のカビが流れ出る事になるため、排水口にゴミ取りネットを取り付けておく事もおすすめします。
浴槽のエプロンの外し方
基本的に、エプロンは凹凸ではめ込まれているだけで簡単に外せるんです。
やり方は
- エプロン下に手を入れて持ち上げる
- 『スコン』という感触があれば手前に引き出す
- 下へ下げて外す

場合によっては、ネジなどで固定されている可能性もあります。
その際はドライバーでネジを外す必要がありますが、メーカーによっては外さないように注意されている場合もあるため確認は必須。
大まかな汚れは水で流しておく
エプロン内部にはカビだけでなく髪の毛などの汚れも溜まっているため
先に大きな汚れを取り除く事から始めます。
まずは排水口にゴミ取りネットを装着し、強めのシャワーで全体を流していきましょう。
浴槽の下や壁の隙間から、エプロンの裏側へ向かって奥の汚れを押し流すようにシャワーをあてます。
届く範囲の髪の毛などは、スポンジやブラシを使ってかき出しておくようにして下さい。
ゴミ取りネットがすぐに詰まる事になるので交換も忘れずに。
洗剤を内部のカビに浸透させる

大きな汚れを流した後、水分が飛ぶまでしばらく放置しておきます。
カビ取り剤の効果を最大限に発揮するためには、水分が少ない方がいいからなんです。
ある程度の水気が飛んだら、その後洗剤を満遍なく散布します。
壁の隙間からも流し込むように、カビ部分が隠れるほどしっかり行き渡るように吹きかけて下さい。
忘れてはいけないのが
外したエプロンの裏側やフチの部分。
かなり広範囲にカビが広がっている可能性が高いので、細かいところまでもしっかりと洗剤を散布する事。

ぶっちゃけ、ボクはエプロン掃除の時には1本全て使います。
掃除中は換気は忘れずに
塩素系漂白剤を散布した後、カビに浸透させる為に30分ほど放置するのですが
作業中も浸透中も、換気は徹底しておきましょう。
塩素系洗剤は臭いがキツイだけでなく、人体に刺激がある成分が含まれているんですよね。
吸い込んだ入りした場合、気分が悪くなるといった症状が出る可能性が高いんです。
また
同時に酸素系の洗剤を使わない事!
塩素系と酸素系が混ざってしまうと、人体に有毒な【塩素ガス】が発生してしまい命に関わる危険性があります。
水で内部のカビを剥がす
しっかりと洗剤を浸透させていれば、カビは簡単に剥がす事が可能。
シャワーを全開にして水圧で飛ばすだけ!
たっぷりの水で洗剤とカビが残らないようにシャワーを当て続けましょう。

この時、高圧洗浄機があれば便利です。
注意点として、お湯を使うと臭いがキツくなるので必ず水を使うようにしましょう。
頑固なカビはブラシでこする

水圧だけで落としきれないカビは、柄の長いブラシを使ってこすり出します。
かなり狭いので届かない範囲も出てきますが、シャワーとの合わせ技で出来るだけ多くのカビを取り除くようにしましょう。
そして、エプロン本体はスポンジでキレイに拭き取り、しっかりとシャワーですすぐ事。
エプロンの戻し方
カビと洗剤を流しきったら、大きな水滴を雑巾などで拭き取り
エプロンを外したまま内部を乾燥させましょう。
内部に湿気が残っていると、再びカビが発生する原因になるからです。
普段は通気性の悪い場所となるので、奥の方まで空気を循環させるようにして乾燥させましょう。

ドアや窓を閉めきって、換気扇を回して半日ほどかければOKです。
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エプロン掃除の頻度と予防

どれぐらいの頻度で掃除するのか?
できれば頻繁に掃除したほうがいいんですが、なかなか手間のかかる場所であるため億劫になる事でしょう。
できれば半年に1回、最低でも年に1回はやっておきましょう。

特に雨の多くなる季節はカビが出やすいため、あけた後に掃除するようにしましょう。
具体的には、梅雨が明けた後の6月や秋の長雨があけた11月ぐらいがおすすめです。
カビの予防法とは?
せっかく掃除したら、カビの再発を防ぐ工夫が必要。
中でも便利なアイテムである
防カビくん煙剤を使用すれば2ヵ月は発生を予防できます。
銀イオンを含んだ煙の効果で、狭い隙間にも侵入してカビの発生を防いでくますよ。
具体的な使い方は【防カビくん煙の使い方】で詳しく解説しています。

それ以外にも、毎日の習慣として予防するには水気を残さない事が大事です。
浴室の換気はしっかりと行うようにしましょう。
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エプロン掃除をプロに依頼する
ぶっちゃけ、エプロン内部を掃除するには時間がかかるので、忙しい方にとっては難しいかもしれません。
そんな時は、プロに依頼してみませんか?
ここがスゴイ!
プロならではの技術に加え、専門の洗剤や道具で
長期間にわたり放置されたカビを完全に除去してくれます。
クリーニング箇所はエプロンだけではありません。
- 床
- 壁
- 浴槽
- 天井
- ドア
- 換気扇
- タイルの目地

新居の様にピカピカに生まれ変わりますよ!
お風呂クリーニングのメリットは、その後の汚れが付きにくくお風呂掃除が楽になる事も上げられます!

毎日のお手入れが楽になるのは嬉しいポイントですね♪
ただし費用がかかってしまい、相場は15,000円前後と考えて下さい。
依頼した方がいい人
カビ取りに使用する【塩素系漂白剤】は、多少ではありますが人体にとっては有害です。
健康体の方には影響ありませんが
- 妊婦さん
- 産まれたばかりの赤ちゃん
- アレルギー体質の方
このような家庭環境の場合は、自分でやらずに業者の依頼する事をおすすめします!

体が一番大事ですからね♪

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