日常の衣類を洗ってくれる縦型洗濯機。
白物家電と呼ばれ、各家庭には無くてはならない存在ですよね?
最近では、洗濯機能だけでなく乾燥機能も備えた
縦型洗濯乾燥機も多く開発されています
一台で洗濯から乾燥まで全て自動でやってくれる便利な家電であり、家事に追われている主婦には嬉しい機能と言えるでしょう。

乾燥までしてくれるんなら、家事の手間が省けて便利ですもんね♪

ところが、そうでもないんだよ…。
実は、縦型洗濯乾燥機を使用している家庭の【約6割は乾燥機能を使っていない】というデータがあるんだ…。
こんなに便利な機能を使わないなんて、おかしいと思いませんか?
理由は【縦型洗濯乾燥機】にはデメリットが多いからなんです!
そこで今回は【縦型洗濯乾燥機のデメリットと、洗濯物を早く乾かす他の方法】について解説していきたいと思います。
- 縦型洗濯乾燥機の仕組み
- 縦型洗濯乾燥機のデメリット
- 他にもある洗濯物を早く乾かす方法
縦型洗濯乾燥機の仕組みとメリット
縦型洗濯機の乾燥方法は
今の所は【ヒーター式】しかありません!
仕組みは電気で熱を発生させ80度ぐらいの温風で乾かすという仕組み。
その中でも2タイプあり
- 水冷タイプ
- 排気タイプ
水冷タイプは冷却水を使うため熱がこもりにくいんですが、排気タイプは熱が周囲にこもりやすいのが特徴。
乾燥機のメリットとして
- 洗濯の時間短縮
- 雨でも乾かせる
- 部屋干しでも臭いが出にくい
女性の一人暮らしの方や、花粉や黄砂などで外干ししたくない人も多く購入を検討しているのではないでしょうか?

私も洗濯物は外に干したくないんですよね。
縦型洗濯乾燥機のデメリット
メリットはあるんですが、もちろんデメリットも存在します。

縦型洗濯乾燥機の主なデメリットは4つ。
それぞれ、順を追って解説してきます。
電気代がかかる
ドラム式などに採用される【ヒートポンプ式】なら消費電力も抑えられるんですが、先述した通り縦型洗濯機には【ヒーター式】しかありません。
内蔵されたヒーターを温める方法で
多くの電力を消費する事になります
このため、洗濯機機能のみと比べると電気代が今までよりも倍ぐらいになってしまう可能性もあります。
中には、1人暮らしでも月の電気代が1万円ほど増えたという方も…。
乾燥容量が少ない
例えば、洗濯容量7キロの縦型洗濯乾燥機の場合
- 洗濯容量:7kg
- 乾燥容量:3.5kg
つまり、乾燥できる量は
洗濯容量の半分くらいしかありません
このため、溜めてから洗うタイプの方は全ての衣類を乾燥させるには時間がかかってしまいます。
こまめに洗う計画的な洗濯が必要って事。

一人暮らしだと、けっこう溜まってから洗濯する事も多いですからね…。
仕上がりのシワの問題
最もデメリットと言えるポイントが
衣類のシワがすごい事
衣類によっては、濡れたまま自然乾燥させた方がいい衣類もあり洗濯前に分別する必要があるんです。
結局、シワを伸ばしたり洗い直したりと余計な手間がかかる事に…。
また、80度の高温で乾かすというのはドライヤーで乾かしているような感じなので
衣類の傷みや縮みの原因にもなるんです
コインランドリーのようなふんわりとした仕上がりを期待していると、その仕上がり具合にガッカリする事になるでしょう。

大事な洋服がシワになっちゃうのは辛いですよね…。
火災の事例もあり
ヒーター式の場合、洗濯槽内で80度ぐらいの温風を送り出すため乾燥し高温になります。
日常の皮脂汚れ程度の洗濯物なら問題はありませんが
油汚れがあると危険!
職業柄、機械油やガソリンなどが付着した衣類を洗う家庭もあるでしょう。
こういった引火性の高い物質が付着していると火災の原因になる可能性があります!
さらに、フィルターに溜まった埃や糸屑なども熱に弱く、定期的に掃除が必要な事も覚えておいてください。
他にもある洗濯物を早く乾かす方法
外に洗濯物を干したくない方でも、他の方法を使えば部屋干しする事も可能です。
ドラム式洗濯乾燥機
縦型ではなく【ドラム式の洗濯乾燥機】を購入する手があります。
大事なのはヒートポンプ式を選ぶ事!
ヒートポンプ式なら60度ぐらいの温風で傷みや縮みも少なく、節水と仕上がりは縦型よりも遥かに上回ります。
しかしデメリットもあり
- 洗浄力が縦型より劣る
- 設置できない可能性あり
- 値段が高い
使用する水の量が少ないのでドロ汚れは落ちにくく、部活で汚れが酷い子供がいる家庭には不向きと言えるでしょう。
また、古いマンションなどでは洗濯パンのサイズ的に設置出来ない可能性もあります。
別売りの衣類乾燥機
別売りの【乾燥機単体】を購入する手もあります。
洗濯機とは分離しているため
洗濯と乾燥が同時進行できる所がメリット
洗濯機と同メーカーなら連結キットなども販売されていて設置も楽ですが、連結するためには上部にスペースが必要になる所には注意。
スペースがないならリビングなどにおく必要があり、部屋の見た目的にも悪くなるのが残念。
衣類乾燥除湿機を使う
最近、家電量販店などで多く見られる【衣類乾燥除湿機】を使うのも手です。
一般的な除湿機との違いは、送風口の稼働範囲が広く
洗濯物に風をダイレクトに当てられる所がメリット

つまり、扇風機と除湿機を1つに併せた家電という事です。
嫌な臭いを抑制してくれたり、湿気センサーなどの機能が搭載されているタイプなどバリエーションも豊富。
乾燥時間を短縮できるだけでなく、お部屋のカビ対策にもなるため雨の日や梅雨の時期などでは大活躍してくれるでしょう。
お風呂場を使う
特別な家電が無くても衣類を乾燥させる方法もあります。
実は、浴室って洗濯物を乾燥させやすいんです!
もちろん、浴室乾燥機能がなくても乾きやすいんですよ。
やり方は簡単で
ドアや窓を締め切って換気扇を回しておくだけ!
お風呂場は密閉性が高く、換気扇を回しておけば空気の流れを一定方向に循環させる事が可能なんです。
ただし、ドアの下部にある【ガラリ】と呼ばれる通気口が塞がっていると上手く空気が循環できません!
定期的に掃除しておく必要があります。

こんなに衣類を乾燥させる方法があるなら、洗濯機能だけでも十分ですよね♪

部屋干しで発生する嫌な臭いを抑えるには、素早く乾燥させるのが効果的だよ。
縦型洗濯乾燥機を買った方が良い人は?
デメリットが多い縦型洗濯乾燥機ですが、中には買った方がいい家庭もあります。
それは
- 家族が多くて干す場所が足りない
- 住居の問題でスペースが少ない
こんな方は購入した方がイイかも知れません。
しかし縦型洗濯乾燥機は
便利だが使ってないが過半数いる事も事実です…。

洗濯機能だけで乾燥は他の方法を使うのが効果的かも♪
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