人間、40歳を過ぎると体のあちこちに異常が出はじめると言います。
幸い健康体に産んでもらえた私は大きな病気をすることも無く、30代までは健康診断でも異常が見つかった事はありませんでした。
そんな私も40歳を過ぎた現在…。
ついに血便が出てしまったんです!
実際に体験してみて思ったことは、病院での検査よりも
検査を受けるまでの下剤が辛かった!!
そこで今回は【血便が出てから病院で大腸検査を受けるまでの辛かった体験談】を話したいと思います。
今後、大腸検査を受ける方の参考になれば幸いです。
- 私の血便はどんなものだったか
- 血便が出た後、検査までの食事
- 前日から飲む下剤について
- 検査当日の注意点
痛みなど自覚症状のない血便だった
何の自覚症状も無かった私が、なぜ血便に気付く事になったのか?
健康診断で異常が見つかる
私の会社では毎年、年に2回の健康診断が行われます。
今回、問題となったのは検便。
診断のために2回採取するんですが、そのうちの1回目に便潜血の反応が!
2回目は問題なかったんですが、判定はD2となり精密検査が必要と判断され紹介状を渡されます。
私自身には全く自覚症状がなかったので、健康診断を受けていなかったら気付かなかった事でしょう…。
病気の早期発見に繋がる健康診断の重要性を感じましたね。
血便が出たら何科を受診するのか?
結果を聞いて怖くなった私は、すぐに近所の内科を受診したんですが
ウチは胃なら見れるんですが、大腸の場合は他の病院を紹介します。
と言われ、15分ほど離れた病院へ向かう事に。
どうやら血便が出た場合は、消化器系内科の診療するのがいいみたいですね。
そして、始めて訪れる病院で待つこと30分。
診察室へ通され、健康診断結果を見せて事情を説明したところ
血便が出た場合は内視鏡検査が必要との事!
出血がある以上、カメラを入れて詳しく見るのは絶対のようです…。
とりあえず早く検査してほしい私は、一番早い2週間後に検査予約を入れてもらいました。
その後、別室へ通され検査の内容や検査までの注意事項を聞かされ下剤と検査食を受け取りました。
- すぐに消化器系内科の病院を受診
- 内視鏡検査は必須
検査の3日前からは食事に注意
検査までにお腹の中を綺麗にしておく必要がありますので、検査を受ける前から食事には気を付けなければいけません。
このため
内視鏡検査の3日前からは、消化の悪い食べ物は控えるようにしましょう!
具体的な消化の悪い食べ物というのは
- わかめ・昆布などの海藻類
- えのき・しめじなどのキノコ類
- きゃべつ・ごぼうなどの消化の悪い野菜
- こんにゃく・ナッツ・ごまなど
脂質や食物繊維が多い食べ物は消化が悪くなり、バラ肉やウインナーなどの肉類も避けておきましょう。
また、青魚やウナギなどの魚類も当てはまります。
消化の良い食事
消化の良い食べ物とは、消化の悪い食べものの逆と考えれば解かりやすいですね。
つまり
脂質や食物繊維が少なく、柔らかく調理してある食べ物!
具体的な消化の良い食べ物は
- 炭水化物なら、お粥や煮込みうどん
- 肉類なら、ささみや白身魚
- タンパク質なら、豆腐やヨーグルト
- 野菜類なら、ほうれん草やバナナ
ガッツリ食べたいなら炭水化物がおすすめ!
私自身は毎日のように、素うどんとササミを食べていましたね。
女性の方なら、バナナやヨーグルトなんかでも良いんじゃないでしょうか?
- 消化の悪い食事は避けておく
- 腹を膨らますなら素うどんがおすすめ
大腸検査の前日から下剤を使用する
前日からは、完全に食事は制限され下剤を服用しなければなりません。
大腸検査前日の食事
朝食は特に指定がなかったので、私は食パン2枚を食べました。
しかし昼食は、最初の診察時に渡された検査食であるビスコとゼリーミール2個だけ。
ぶっちゃけ、これだけでは腹の足しにもなりません…。
仕方ないので水で空腹を紛らしながら午後の仕事を乗り切り、18時半に帰宅。
そして夕食は、白がゆと煮込みハンバーグ。
私はおかゆが苦手なんで、ハンバーグをぶち込んでハンバーグ丼にして頂きました。
量は少ないんですが、食べてる実感はあるんで昼食よりは全然マシですね。
ちなみに、前日の飲酒は禁止です!
お酒を飲むと血行が良くなり、ポリープや炎症から出血してしまう事があるからです。
そうなると上手く観察できなくなってしまう可能性もあるため
ちょっとぐらいなら…。
という気持ちで飲んではいけませんよ!
1つ目の下剤はラキソベロン
検査をするには腸内をカラッポにする必要があり、無理やり便を出すには下剤を使用します。
前日のPM10:00
一つ目の下剤である
ラキソベロン液を飲みます!
少量の液体で、コップ1杯(200ml)以上の水に薬品すべてを投入。
特に臭いも味もないので一気に飲み切って、そのまま就寝します。
ラキソベロンは4~7時間ぐらいで効果が現れるようで、私の場合も最初の便意が訪れたのがAM4:00頃でした。
だいたい、平均6時間ぐらいで効果がでるみたいですね。
- 前日の昼食からは検査食のみ
- 前日の飲酒は厳禁
- ラキソベロンの効果は約6時間後
大腸検査の当日は食事禁止です
当日は検査まで絶食ですが、水やお茶といった水分はいくらとっても大丈夫。
コーヒーでもブラックならOKとの事でした。
2つ目の下剤はマグコロール
当日は朝から下剤を投入。
当日のAM6:00
2つ目の下剤であるマグコロールを早朝から飲みます。
ぶっちゃけ、このマグコロールが一番きつかった…。
1つ目と同じように水に溶かすのですが、違いは粉末である事と飲む量です。
- 500mlまで水を入れる
- よく振って粉末を溶かす
- 1800mlまで水を入れて服用
- 1時間で飲みきる
えっ?!1800mm?
飲むのが困難な場合は2時間かかってもイイらしいのですが、検査までの時間を考えるとなんとか1時間で飲み切りたい所。
味は、ポカリスエットみたいで半分ぐらいは一気に飲めました。
しかし後半は苦痛でしかありません!
最後は流し込むようにして無理やり飲み終えました。
そして、飲んだ数十分後にはマグコロールが効いてきます!
前日のラキソベロンの効果もあり、腸内の便はほとんど排泄された状態なんでしょうね。
飲み終えてから、4時間ぐらい経過すると排泄され便は無色透明になっていました。
それ以降、いつまでも便意が訪れる訳でもなく全て出し切ったと判断!
あとは検査を待つだけです。
病院へは公共の乗り物で向かう
当日のPM12:00
検査はPM15:00からの予約でしたが、このまま家にいると空腹から冷蔵庫を開けてしまいそうに…。
誘惑に勝つために、予約時間よりも早めに家を出る事を決断。
大腸検査に持っていく物は
- 検査の予約表
- 使用中の薬などを書いた問診票
- 検査内容に関する同意書
検査には鎮静剤を使用するため
車・バイク・自転車での通院は禁止!
なぜなら、めまいやふらつきがあるので事故の危険性が高いからです。
幸い、私の家からは電車で10分・徒歩で10分ぐらいなので電車で向かいました。
その後の大腸内視鏡検査の費用と流れについては下の記事で詳しく解説しています↓↓↓
まとめ
以上が【血便が出たらどうしたらいいか?】についての体験談でした。
もう一度まとめると
- すぐに消化器系内科の病院へ
- 3日前から消化のいい食べ物
- 前日は決まった食事しか食べられない
- 当日の下剤は飲み切るのが辛い
- 排泄物が透明になり便意が無くなれば準備完了
もともと少食の私は食事に関しては何とも思いませんでした。
しかし、当日の【マグコロール下剤】はマジで辛かった!!
7~8回はトイレに行くほどの便意がきましたし、トイレットペーパーも結構使いましたね。
2度と体験したくない思い出なので、これからは健康に気を付けようと思います。
皆さんも、体を大事にして下さいね!
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