ガンは怖い病気でありますが、治療に最も必要な事は早期に発見する事です。
中でも胃ガンは肺ガンに続くほどの発症率があり、初期症状も無い事が多い恐ろしい病気なんですよね。
この恐ろしい胃ガンを早期に見つけるためには、胃カメラ検査が必須!!
しかし、胃カメラ検査に抵抗がある方が多いのも事実なんですよね?
その理由として
「オエっ!ってなる事!!」
体験した方には分かると思いますが、確かに嗚咽感はハンパないですから…。
そんな方には、辛くない
鎮静剤を投与して検査する事をおすすめします!
今回は私が実際に体験した【胃カメラ検査の体験談】について解説します。
- 胃カメラ検査でわかる事
- 胃カメラ検査の流れ
- 胃カメラ検査に費用と時間
私と同じ、40代の方で
胃カメラ検査をやってみようかな?
と感じている方は、最後まで読んでみて下さいね。
私が胃カメラ検査を受けた理由
先月、私の父親に胃ガンが見つかりました。
過去に大腸癌を患った経験のある父は、大腸の検査は定期的に受けていたんですが胃の検査は全くしていなかったとの事。
そして食欲がなくなった事が気になり検査をしたところ、診断結果はステージ3!
結果、胃を全摘出するしか方法はありませんでした…。
40歳を過ぎている私は、半年前に大腸ポリープを切除しているので
「定期的な検査が必要だ」
と感じ胃カメラの検査を決意した次第です。
胃カメラ検査でわかる事
胃だけでなく、食道や十二指腸も直接観察できる事がメリットと言えます。
同じく胃の検査ではバリウムもありますが、写し出された影で異常を見つけるため早期発見には向かないんです!
つまり、病気を早く見つけるには胃カメラの方が向いているんですよね。
さらに異常が見つかった場合、カメラの先端に取り付けられたクリップで異常な組織を採取できます。
このため
観察と採取が1度で出来るため負担が減らせる事が胃カメラ検査のメリット!
ガンだけではなく、様々な病気を発見できるんですよ。
- 食道ガン
- 食堂裂肛ヘルニア
- 逆流性食道炎
- 胃ガン
- ピロリ菌
- 胃潰瘍
- 十二指腸ガン
選んだ検査方法
私が胃カメラ検査を受けるのは、今回が初めてではありません。
私の勤める会社では健康診断の際に任意で受ける事ができ、1度だけ受けた事があるんです。
その時は鼻からカメラを入れる事を選択したんですが、カメラが喉を通る時の感覚が苦痛でした…。
まあ、それしか方法がなかったんで仕方がなかったんですよね。
そこで今回は
鎮静剤を使った検査を依頼!
多少の費用がかかってしまいますが、苦痛を和らげるためには仕方ありません。
胃カメラ検査までの流れ
以前、大腸検査をしたクリニックへ向かいました。
その時の体験談は、大腸内視鏡検査でポリープ切除した体験談で詳しく解説しています↓↓↓
まずは予備検査
クリニックの先生に
胃カメラ検査をしてほしい!
と伝えます。
特に気になる症状がない私は、とりあえず血液検査を受けます。
ついでにピロリ菌の有無も血液検査で分かるそうなので依頼しました。
その後、空いている日程から検査日を予約。
しかし、基本的に土曜日しか休みのない私は予約が取れたのは1ヶ月先…。
まあ、気になる症状もないんで急ぐ事はないから良いんですけどね。
胃カメラ検査前日の食事制限
検査前日の注意事項として、胃の中を空っぽにしておく必要があるあため
前日の21時以降は絶食です!
それ以降は物を食べてはいけません!!
ちなみに、水分補給程度はOKですがアルコールやコーヒーなどはNGです。
水かお茶なら翌朝7時までは飲んでも大丈夫との事。
また、前日の食事もなるべく消化のいい食べ物を選んでおきましょう。
- 麺類(うどん・パスタ)
- 米類
- 卵
- 豆腐
- 低繊維・低脂肪食
逆に検査前に避けておきたい食べ物は、野菜・キノコ・アルコールなどの刺激物です。
胃カメラ検査当日
それでは、実際に検査までの流れを解説していきます。
起床から出発まで
AM6:30 起床
とりあえず目覚めにコップ1杯の水を飲みます。
ここから検査までは水分が取れないので味わって飲みました。
AM8:00 着信アリ
必要な問診票に記入していると1本の電話が!
相手は検査を受けるクリニックで
本来、10時で予約を入れていたんですが患者さんが多く忙しいため30分遅らせてほしい
との事。
かなり綺麗なクリニックなので人気があるのかも?
病院って待ち時間が長くなる傾向があるため、わざわざ連絡をくれるのは親切さを感じましたね。
クリニックに到着
AM9:50 到着
診察券を渡すと、すぐに別の看護師さんに呼ばれ2階の別室へと案内されます。
この場所は回復室と呼ばれ、検査が終わった後に鎮静剤が抜けるまで待機するための部屋。
大腸検査と違い着替えなどは必要ありませんので、荷物を預けておいて順番を待ちます。
そして待つ事10分後…。
胃カメラ検査の準備
AM10:00 準備開始
ベッドに寝かされ両鼻へ洗浄液を入れられ、通りの良い方の鼻らがカメラを入れるとの事。
慢性的な鼻炎である私は、右の方が通りが良いのでそちらを選択しました。
その後、腕には点滴用の針を刺して固定しゼリー状の局部麻酔を3回に分けて鼻から流し込んでいきます。
ゆっくりと冷たい液体が鼻から喉へと流れ落ちてくるのでゴクっと飲み込みます。
が!
この麻酔がクッソ不味い!
しかし、よく効く薬のようですぐに喉が腫れたような感覚が起こり、2回目を投入した時にはほとんど感覚はありませんでした。
そして3回目で全ての麻酔を注入した後、カメラを通すためのチューブの様な物体を鼻から差し込めば準備完了。
胃カメラ検査にかかった時間
AM10:20 検査開始
鼻にチューブを刺したまま検査室のベッドへ移動。
看護師さんから横を向くように指示され
じゃあ、眠くなるお薬を入れていきますね。
と言われてから約10秒後…。
私の記憶は一切ありません!!
気がつくと回復室のベッドの上で、時計の針はすでに11時45分を指していました。
看護師さんに検査にかかった時間を聞くと、観察のみで組織を取ったりする事がなかったので20分ほどで終わったそう。
つまり
鎮静剤の効果で1時間ぐらいは眠っていたみたいですね。
その後、コップ1杯の水を飲まされ立ち上がる様に指示されます。
鼻と喉に違和感や痛みがあるんですが、特にふらつきや目眩が無い事を確認すれば待合室へと移動します。
胃カメラ検査の結果は?
PM12:00 検査結果
待合室から診察室へと呼ばれます。
そして胃カメラの画像を見ながら胃の状態の説明を受けます。
私の胃から見つかった異常は
- 逆流性食道炎
- 胃底腺ポリープ1カ所
胃の形には、大きく分けて3種類あるそうです。
私の胃の形は、勾玉みたいになっている瀑状胃(ばくじょうい)という形らしく食べ物が胃の上部に溜まりやすくて消化が悪くなり胃酸が出やすいのが特徴。
これが原因で胃酸が逆流し、逆流性食道炎へと発展してしまったみたいです!
胃酸を抑える内服薬を処方してもらい、食後のアドバイスも頂けました。
そして低線ポリープというのは、ピロリ菌が存在しない胃に発生しやすくほとんど癌化することのない良性の腫瘍だそうです。
確かに以前の血液検査でも私の胃にはピロリ菌がない事も確認されました。
胃カメラ検査にかかった費用
病院で支払った場合、領収書と一緒に診療明細も受け取る事になります。
この診療明細には、細かい項目が記載され点数で表示されているんですよね。
その内訳は
項目 | 点数 |
初・再診料 | 87点 |
医学管理 | 235点 |
投薬料 | 379点 |
検査料 | 1410点 |
合計 | 2111点 |
1点10円で計算されるため、かかった費用の合計は21,100円となります。
しかし健康保険が適応されるため自己負担は3割となり、計算式は21,100円×0.3%=6,330円という事。
そこに保険外金額というものが300円加算される事になり、計算式は6,330円+300円となり
支払い総額は6,630円でした。
この金額、私自身としては安いと感じます!
40歳を越えたら定期的に胃カメラ検査はやった方がいい
年齢とともに病気のリスクは高まります。
手遅れにならないためには早期発見が一番ですので、40歳を過ぎたら胃カメラ検査をやっておきましょう。
今回、私が体験した事をまとめると
- 胃カメラ検査で色んな病気が分かる
- 鎮静剤を使えば辛くない
- 異常が無ければ検査は20分程度
- 費用は7,000円未満
万が一、重要な病気が見つかったら入院費は高くつきます!
そんな場合でも限度額適用認定証の申請をすれば大丈夫。
心配なら、医療保険も見直しておけば完璧ですよ!
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