老後資金を準備するため、これからiDeCoを始めてみようと考える方も多いと思います。
そのためには口座を開設する必要があるのですが
最初に悩む問題が、どこでiDeCo口座を開設するか?
というのも、iDeCo口座は預金口座と違い一人につき1つしか開設できないんです。

合わなかったら、途中で変更したらいいじゃないですか♪

そうすると、余計な手数料(4,400円ほど)かかってしまい無駄な出費になるんだよ…。

って事は…。
最初に【どこでiDeCo口座開設するか】が肝心何ですね?
基本的な選択肢は銀行か証券会社の2択となりますが
一体どっちで口座を開設すればいいの?
って疑問を持つ方も多いと思います。
そこで今回は、iDeCo口座の開設は【銀行と証券会社はどっちがおすすめか?】について解説していきたいと思います。
- iDeCo口座開設のポイント
- 銀行でiDeCo口座を開設するメリット・デメリット
- 証券会社でiDeCo口座を開設するメリット・デメリット

iDeCo口座の開設を選ぶポイント

iDeCo口座を開設する際に、注意したいポイントは3つあります。
手数料で選ぶ
口座を開設する際、加入料と受け取り手数料はどこで開設しても差はありません。
しかしiDeCo口座には
口座管理手数料というものが毎月かかります
この手数料は金融機関によって171~500円程と差があります。
しかし、たかが数百円と侮ってはいけません!
iDeCoは60歳まで運用する事ができるため、年齢によっては最大で40年間という長い期間で口座を保持する事になります。
このため

わずか数百円に差が、トータルで10万円以上の差になる事もあるんですよ…。
そんな大損を避けるためには、出来るだけ手数料の安い所でiDeCo口座を開設する必要があるんです。
取り扱い商品で選ぶ
扱う商品が多いほど選択肢が広がり
リスクを減らすためのポートフォリオが組みやすいのがメリット
iDeCoには元本を保証する商品もありますが、長期にわたり節税効果を最大限に活かすためには【投資信託】で運用する事が基本です。
このためには幅広い投資先を選択できたほうがリスクを減らせるんです!
中でも株価の平均指数に連動する
インデックスファンドの本数が多い所を選びましょう

なぜなら、長期投資においてはインデックスファンドが最強だからです。

サポート体制で選ぶ
投資をやったことが無い人にとって、初めてのiDeCoは不安に感じる事があるかもしれません。
インターネットに慣れている若い方ならオンラインでも大丈夫でしょうが、慣れていない中高年にとっては直接顔を合わせて相談したい方も多いと思います。
そんな方には
実店舗を構えて窓口がある方が便利です

顔を合わせての相談できる事は、安心感もありますもんね♪
その他、付加サービスにも注意が必要です。
ポイ活なんて言葉があるように楽天ポイントやpontaポイント、dポイントなどが溜まるサービスを実施している事もあるんですよね。
このシステムを上手く活用すれば
手数料をペイできる
使いやすさも重要なポイントなんです。
松井証券ではじめるiDeCo
銀行でiDeCo口座を開設するなら

ほとんどの方は預金口座を持っていると思います。
取引のある銀行でiDeCo口座を開設するとどうなのか?
銀行でiDeCo口座を開設するメリット
一番のメリットは
資産を一括で管理できる事
給与の振り込みやローンの引き落とし等、一つの銀行で管理されている方も多いと思います。
同じ銀行でiDeCo口座を開設すれば、そのまま掛金を引き落とす事も可能で余計な手間もかからないのがメリット。
また大手のメガバンクの場合
実店舗が各地に点在しているため、直接窓口で相談しやすい事
インターネットや投資に不安のある方には、利便性が高いと言えるでしょう。
銀行でiDeCo口座を開設するデメリット
店舗を構えるという事は、人件費等が必要なため
コストが上乗せされて手数料が高くなる事
中には最低手数料の銀行も存在しますが、掛金などの条件が付く事が多く達成できない場合は余計な出費となります。

手数料を安くするために余計な出費をするなんて、まさに本末転倒ですよね…。
さらに扱う金融商品も、分かりやすくシンプルにしている所が多く
選べる商品が少ない事
ある程度、投資の知識がある方にとっては自分の考えるポートフォリオが組めない可能性があります。
証券会社でiDeCo口座を開設するなら

一方で専門の証券会社で口座を開設する場合はどうなのか?
証券会社でiDeCo口座を開設するメリット
最大のメリットは
商品のラインナップが豊富なところでしょう
証券取引を専門で行う機関だけあり、特に投資信託のバリエーションは豊富と言えます。
中には他では取り扱っていない商品も存在するため、欲しい商品がある方にとっては証券会社1択となるでしょう。
もう一つのメリットは
手数料は最安値な事
特にネット証券のほとんどは、人件費のコストが少ないため手数料は最低価格の171円がほとんどです。
長期間の投資の場合は外せないポイント。
証券会社でiDeCo口座を開設するデメリット
逆に投資初心者にとって、欲しい商品などが思いついていないなら
多すぎる商品は迷いやすくなるでしょう
投資信託というものは個別株と違い、いろいろな証券の詰め合わせになっています。
このため
- どんな証券が入っているのか?
- それぞれどんな特徴があるのか?
なかには似たような商品も多く初心者には分かりにくいと思います。
そんな時に質問したくても
サポートがネットか電話が多い
実店舗を持つ証券会社なら窓口は存在しますが、ネット証券となると相談するための窓口はありません。
このため、分かりにくかったり繋がりにくいなどの不便さを感じる可能性があります。


まとめ
銀行と証券会社には、それぞれにメリット・デメリットが存在し簡単に選ぶ事は難しいかもしれません。
しかし老後の資産形成には大事なことなので、慎重に考えてiDeCo口座を開設するようにしましょう。
もう一度、iDeCo口座を開設するポイントをおさらいすると
- 手数料が安い事
- 取り扱い商品が多い事
- サポートが充実している事
私個人としては銀行よりも証券会社、中でもネット証券がおすすめです。

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